使用済み食品容器のリサイクルを推進する 「瀬戸内資源循環プロジェクト」が「水平リサイクル」の社会実装を開始
TAフロンティア株式会社は、瀬戸内地域の企業を中心とする9社が連携し、プラスチック食品容器の「水平リサイクル」の実現を目指す「瀬戸内資源循環プロジェクト」(以下、本プロジェクト)に参画しています。このたび、本プロジェクトに参画する株式会社オガワエコノスが使用済みプラスチック食品容器の選別拠点を竣工するとともに、株式会社フジが運営するスーパーマーケットで店頭回収を開始しました。これにより、回収した食品容器をケミカルリサイクルによって再資源化し、その原料を使用して再び食品容器を製造する資源循環モデルの社会実装を本格的に開始します。
1.「瀬戸内資源循環プロジェクト」について
(1)本プロジェクトは、参画企業9社が連携し、回収した使用済みプラスチック食品容器を再び食品容器へと循環させる「水平リサイクル」の実現を目指す取り組みです。2025年10月に活動を開始し、無地の発泡容器に加え、色柄付きの発泡容器など、従来はリサイクルが困難とされていた食品容器も回収対象としています。
(2)店頭で回収された使用済みプラスチック食品容器は、選別・前処理後に熱分解によって油に戻されます。その後、石油精製・石油化学工程を経てスチレンモノマー、ポリスチレン樹脂へ再生し、そのケミカルリサイクル由来の原料を使用して新たな食品容器を生産します。
2.本プロジェクトにおける今回の進展
今回、使用済みプラスチック食品容器の「水平リサイクル」の実現に向けて、以下の取り組みを開始しました。
○選別拠点「ソーティングマテリアルセンター」の竣工
株式会社オガワエコノスは、2026年9月28日、広島県福山市に「ソーティングマテリアルセンター」を竣工しました。当施設では、回収した食品容器の高度選別・粉砕加工など、ケミカルリサイクルに必要な前処理を行います。
○スーパーマーケットでの店頭回収の開始
株式会社フジは、自社が運営するスーパーマーケットにおいて、使用済みプラスチック食品容器の店頭回収を順次開始します。2026年9月から岡山県・島根県・鳥取県、10月から香川県・徳島県・高知県の店舗へ対象地域を拡大します。

「ソーティングマテリアルセンター」の外観

店頭に設置する回収ボックス
3.参画企業と各社の役割
本プロジェクトでは、参画企業9社がそれぞれの強みを生かし、食品容器の水平リサイクル実現に向けたサプライチェーンを構築します。各社の役割は以下のとおりです。
■株式会社フジ : 自社のスーパーマーケット店舗での使用済み食品容器の回収
■株式会社生興運送 : 回収した使用済み食品容器の物流体制の構築・運営
■株式会社オガワエコノス : 使用済み食品容器の高度選別・粉砕
■株式会社CFP : 粉砕したプラスチックの熱分解による油化
■TAフロンティア株式会社 : 熱分解油の引き取りおよび石油精製工程への接続
■太陽石油株式会社 : 熱分解油の精製および基礎化学品の製造
■旭化成株式会社 : 基礎化学品を原料としたスチレンモノマーの製造・供給
■PSジャパン株式会社 : ポリスチレン樹脂の製造・供給
■シーピー化成株式会社 : ケミカルリサイクル由来原料を使用した食品容器の製造
※ TAフロンティア株式会社は、瀬戸内地域外から商社機能を生かして本プロジェクトに参画しています。
4.今後の展開
(1)今後は、参画企業および回収店舗の拡大に加え、回収対象となるプラスチック食品容器の拡充や自治体との連携、リサイクル製品の市場展開を進めていきます。
(2)これらの取り組みを通じて、瀬戸内地域における持続可能な資源循環モデルを確立し、将来的には他地域への展開を目指します。
※参画企業共同メッセージ
「構想から実装へ。」私たちは企業の垣根を越えた連携により、使用済み食品容器を再び食品容器へ循環させる社会実装を開始しました。
瀬戸内から未来へつなげる循環の輪を広げ、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けてまいります。
【 本件に関するお問合せ先 】
TAフロンティア株式会社 樹脂営業部 担当:松井 / TEL 03-5404-5045

